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韓国映画「マラソン」

2005年1月、韓国で封切された「マラソン」は、3週間もたたないうちに、500万人の観客動員を記録した大ヒット作品でもある。韓国トップ政治家まで映画館へ足を運ばせたほどの2005年の最大の話題作でる。

もっとも話題になったのは、何よりも「マラソン」のモデルとなった主人公親子がノ・ムヒョン大統領に招かれたことだろう。

「マラソン」が、これほどの反響を巻き起こしたのは、なぜなのか。同作品のテーマはヒューマニズムで、自閉症の青年とその母親が主人公である。

自閉症の子供のために、自分の力のかぎりを尽くす母の強さと弱さ、喜びと悲しみ、愛と憎しみが感動を呼び起こす。

肉体は20歳だが、精神年齢は5歳のチョウォン。自閉症の生涯がある彼の、予想のつかぬ行動は周りに迷惑をかけるばかり。いつもチョウォンの面倒を見ることで精いっぱいの母親の願い事は、ひとつだけ。チョウォンに自分より1日早く死んでもらうことだった。そうすれば息子の世話を最後まですることができるからだ。

そんな中、母親に新しい夢ができる。それはチョウォンにマラソンを教えること。走ることが得意なチョウォンは、マラソンの時だけは健常人とあまり変わらない。そのため、母親はマラソンを通して自閉症のチョウォンでも達成感を味わい、成長への道につなげたいと思うのだ。その親子に数々の苦難が訪れるが、42.195キロのフルマラソンの完走に向けての母親の意志は確固たるものだった。

「マラソン」は実話を映画にしただけに、母性愛の偉大さを感じさせてくれる、感動深い作品だと思う。

(2005年7月8日 沖縄タイムスの夕刊に掲載されていたものを一部編集しました)



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